子どもの叱り方・褒め方を考えよう~我が家の子育てに自信をつけるヒント~
世の中には、厳しく叱ってしつけたほうが良いというアドバイスもあれば、
褒めて褒めて褒めて育てたほうが良いというアドバイスもある。
叱るって、何をどんな風に
どのくらい叱ったらいいのか?
褒めるって、具体的にどんな言葉をかけたらいいのか?
褒めることって、ご褒美をあげることなのか?
厳しく躾ける育児や
褒める育児に限界を感じているママたちはいらっしゃいませんか?
12月9日は
ほめる育児と勇気づける育児の違い。
言葉のチョイスによって感じる気持ちの違いなどを
参加者同士で体験し
勇気づける育児の気持ちよさを知っていただきました。
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参加者の声(一部になります)
・ほかの人のマイナスの面にばかり注目していると、意外にその人の持っているよい所に気づいていなかったことに気が付けました。自分自身の良い所も気づかせてもらってうれしかったし自信が持てました。
・良い出しをするとその人の価値が際立っていくことが分かった。それは その人を評価という目線ではなく共感できるように変えていきたい。まずは自分の良い出しをして酔いしれてみること!良い出しのキーワードを上手に使っていく。
・良い出しは大人にも心地よかった。(特に自分)
子どもにも具体的な良い出しをしてあげたらとても大喜びで、その後の行動もとても「いい子」にできたことがありました。子どもには具体的に、特に当たり前になっていることでも気づいたら認めてあげたい。
夫には直接言うのは恥ずかしいので、LINEでも時々良い出しをしてみようかなと思いました。
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”生きるって楽しい“
”子育てって楽しい”
女性を応援する勇気づけ勉強会は随時参加者を募集しています。
「子どものいい所を 今 直ぐ10個教えてください」と言われたら
あなたは即座に10個伝えることが出来ますか?
多くのお母さんは、答えに困るようです。
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困ってしまうのは、ナゼなのでしょうか?
子どもを1番近くで見守っている母親が
子どものいい所をなかなか言い出せない理由には、
以下のような3つの点が考えられます。
ひとつ目
いい所=特別な特徴・行動
ふたつ目
いい所=我が子自慢になってしまうのではないかという思考
みっつ目
いい所=当たり前になりすぎていて見過ごしている
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ひとつ目の
“いい所=特別な特徴・行動”とは。
『お子さんのいい所を教えてください』と尋ねられた母親は、
子どもの特別な才能や行動を聴かれたのだと勘違いし、
答えられないということが度々あります。
子どもは、この世にただ1人の存在です。
兄弟同士がそれぞれ個性を持ち違っているように、
双子であろうと三つ子であろうと
全く同じ……という事はないはず。
たった1人の人間であること・・・それが特別でないはずはないのです。
5歳なのに小6レベルの算数が解けるとか、
親は日本語しか話せないのに、3歳児が英語ペラペラとか、
テレビで取材されるような特別ではなく
ありのままの特別な我が子にぜひ気づいてほしいのです。
そして、お母さん あなた自身もこの世にただ1人の存在=特別な私なのです。
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ふたつ目
いい所=我が子自慢になってしまうのではないかという思考
“謙虚”“謙遜”“ひかえめ”と言う行動は
日本人が大切にしている
美しい姿だと思います。
特に女性は出しゃばった真似をしないようにと
教え育てられた方も多いのではないでしょうか。
そのためか、子どものいい所を他人に伝える行動には抵抗があります。
子どものいい所を親が口にする行為は
無用な自慢になると思い込んでいるからです。
あげくの果てに、いい所を聞かれているのに
「うちの子に、いい所なんて・・・落ち着きないし、朝も一人では起きれないし・・・」と否定&悪い所を伝える行為に及ぶことも。
お子さんは、そんなお母さんの言葉を聞いていますし、
行動をよく観察していますよ。
自分を否定するような言葉を聞いていたら
どんな気持ちになるでしょうか?
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悲しくなりますよね。
自分の自信がなくなりますよね。
お子さんのいい所を言葉に出して伝える行動は、
いいことだと気持ちをリセットしてみましょう。
“自慢”とはどんなことか?
“謙虚”“謙遜”“ひかえめ”の本当の意味は?
もう1度 考え直してみましょう。
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みっつ目
いい所=当たり前になりすぎていて見過ごしている
では、子どものいい所ってどんな所で
どうやって見つけたらいいのだろう。
いい所とは、特別な特徴や行動ではないということを記載しました。
特別の対義語は、普通になりますが、
普通→特に変わっていないこと。
この当たり前になりすぎて、普通にできている事を
子どものいい所として
見つけられる・言葉にできる
そんな親になれることをお勧めしています。
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子どもが0歳だった時を思い出してみてください。
「おしっこできたね」
「一人で遊んでいたの。えらかったね」
「指をしゃぶるようになったの。お口に届くようになったんだね」
「寝返りできたの」
赤ちゃんの行動に一喜一憂し
様々な行動に感動させられ、
その嬉しさを言葉に出してお子さんに伝えてはいませんでしたか?
赤ちゃんは、母親の喜ぶ声や表情を栄養に
すくすく大きくなったことは言うまでもありませんね。
時には泣いて空腹やおむつ汚れを訴える姿さえも
「おなかすいたの」
「ウンチがでたの。教えてくれてありがとう」と愛おしく思えたのではないでしょうか。
でも、これらの行動はドンドン“普通”と認識され
いつしか注目されなくなります。
母親の喜ぶ表情や声が栄養となって大きくなる子どもにとっては、
寂しい事ではないでしょうか。
子どものいい所を1000個見つけようと言うタイトルは、
難しいことではありません。
子どもの“普通”“当たり前”と思える部分に注目するだけなのです。
“普通”“当たり前”と思える部分に注目することが
愛情を注ぐことになるのです。
お母さん自身も特別なことをする必要はありません。
お子さんの当たり前を、もう1度見直してみてください。
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参加者の声(一部になります)
・楽天主義が何となくいいと思っていましたが、こうしてキチンと説明してもらえると、ああやっぱり そうだったんだと実感できました。
出産前の社会人の時にも受けていたらよかったかなと思ったりしました。
勇気づけを実践していきたいです。自己肯定できる子になってほしい。謙遜を良しとする日本の文化がちょっと歯がゆい・・・。
・長所と短所は隣りあわせであり、見方を変えると長所になりえる。
よい所を意識的に注目していこうと思います。
失敗したことをマイナスに捉えない。上から目線でなく共感的態度をとりたい。
・勇気づけは、まずは自分自身の勇気づけをすることの大切さに気付きました。ネガティブなこともリフレーミングによってプラスに変えることができると知りました
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”生きるって楽しい“
”子育てって楽しい”
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